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はじめての育児日記 にっぽんの我が家

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2011年 04月 02日

ありがとうございました

3月11日の大地震から、3週間が経ちました。
我が家は仙台ですが、家族みんな無事で、被害も少なく幸いでした。
ご心配いただき、本当に本当にありがとうございました。どんなに元気づけられたか、知れません。
2週間ほど私と子ども達は隣県の実家に居てゆっくりして、仙台に戻ってきました。

今回の大地震を間近に経験して、つよく感じたことが二つあります。
ひとつは、人とのつながりの温かさです。
もうひとつは、当たり前に消費していた電気や水道の有り難さです。

地震の揺れがおさまってから、子ども達を連れて外に出たのですが、近所の方もちらほら外に出ていました。携帯ラジオをみんなに聴けるように置いてくれた方がいました。
雪が降り出し寒い中でしたが、これまで挨拶だけだったり、会ったこともなかった方達と「こわかったね」と言い合ったり、情報交換して、心強かったです。
夫は職場で自宅が近い方と一緒に、歩いて帰ってきました。その方も私は初めて会った方でしたが、その後も我が家を心配して何かと手を差し伸べてくれました。
一夜明けて翌朝は、近所の方達がドアを叩いて、「○○小学校で給水がありますよ」等、教えてくれました。避難所の小学校に水をもらいに行って、お向かいの方と話していたら、懐中電灯の電池が手に入らず困っているとのことだったので、我が家にいっぱいあるロウソクを届けました。そうしたらカップラーメンを沢山くださって、助かりました。
先日は、初めてお話する近所の方から「会社で支援物資が余ったから」と、紙オムツやミルクをいただきました。
非常事態でしたが、どこに行っても、人々が助け合う姿がありました。
そして何より、沢山の友達や親戚が心配してくれて、メールや電話をくれたことが、本当に嬉しかったです。
海外の方や、もう何年も会っていなかった方からの連絡もあり、地震で我が家のことを思い出してくれる人がこんなにいるということに、感動しっぱなしでした。
こういう常套句は何だか気恥ずかしいけれど、人は一人では生きられない、ということをつよく実感しました。

そして、ライフラインの有り難さ!
電気が復旧したときは、「わあっ!」と近所からも歓声が聞こえました。嬉しくてこけしと一緒にあちこちのスイッチを押して歩きました。
水道が復旧するまでは私は実家にいたので、夫の苦労は計り知れませんが、トイレが普通に流せて、トイレの後に手が洗えるというのは実に快適です。
我が家は温水器が壊れてしまい、まだお湯が出ないのですが、一昨日、大鍋で何度もお湯を沸かして浴槽にお湯を張りました。
みんなでお風呂に入ってさっぱりして、その後あたたかいご飯を食べながら、「あぁ〜幸せだ」と何度も口から同じ言葉が出てしまいました。

震災で大事な人をなくされた方々や、津波で壊滅的な被害のあった地域の方々、原発で故郷を追われて避難している方々の、今の心労、悲しみをおもうと、何と言っていいかわかりません。
心からお見舞い申し上げます。
復興のために、手をとりあって頑張っていけたらと思います。

by maltainca | 2011-04-02 07:42 | 我が家


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